誰もその答えを知らない

がんさんはアタシ。友達の話を忘れないように記録するも順不同

PM8:37

あ、がんさん。電話に出てくれてありがとう。

明日、どうしようかなって。

明日何をしようかなって。

仕事、何かしたらいいかな。

薬飲む時間が遅くなって、昼夜逆転してきているから。

夜、10時とか、12時とかにご飯食べるんじゃ遅いですよね。

 

ショップジャパンの売り子さんとか。

でも、あれ社員みたいで。

社員はむりかな。

勤務地も東京で、東京だったらさいたまに住んだほうがいいかなとか。

 

金曜日はジムが休みだから何をしたらいいか、わからなくて。

やっぱりこれから、生きるすべっていうか、生き甲斐があった方がいいかなと

思って。

 

土曜日は座談会へおいでって言われているけれど。

東京、遠いし。

一人で電車乗るとびくびくしちゃって。

目を見開いて、力が入って。

怖いから。

 

何を祈っていいのか、わからないし。

食事の時に、一緒にいてくれる人が欲しい。

 

人が来てくれても、時間が来て帰っちゃうと

またひとりになって。

世界に自分ひとりだけっていう感じが怖い。

マンションのあの部屋が嫌で、一人でぶつぶつ怯えてる。

何かあったときに、

風邪をひいて、救急車を呼ぶほどじゃない時に、

解熱剤を買って帰ってくれる人がいないと思うと怖い。

 

地震でも、台風でも、部屋の中で、叫んでも

誰も助けに来てくれないと思うと怖い。

 

どうしたらいいんだろう。

 

目をつぶるとあっちゃんのお葬式の風景思い出して

叫びそうになる。

あっちゃんの死が悲しいとかよりも自分の怖さが大きい。

 

悲しいのに、泣いてない。

人のいるところでないと泣けない。

 

本を読めっていう人もいるけど。

そんなに読めないし。

前に進めって言われても、何をしたらいいかわからないし。

 

片付け、できない。捨てられないし。

どうして片付けできないのかな。

 

あっちゃんがいなくなって、こんな知らない場所。

引っ越して、2,3か月。

同じ市内だけど駅も違うし。

知っている人もいないし。